【Lean In Japan 月例ミーティング(10/18)】ゴールドマンサックス、欧州トップMBA、女性経営者の道を歩んできたHouzz Japan株式会社代表取締役加藤氏をお呼びします!

◆Lean In Japan 月例ミーティング
10月Lean In Japan 月例ミーティングも女性リーダーをお呼びしたゲストスピーカー・シリーズ。幼少期を海外で過ごし、ゴールドマンサックスにてロンドンと東京でキャリアを積んだ後、MBA取得。現在は世界最大の住宅プラットフォーム、Houzzの日本法人(Houzz Japan株式会社)の代表取締役を務めているスーパーキャリアウーマン、加藤愛子さんを今月はゲストにお呼びしています!今を時めくゲストスピーカーから刺激を受け、また高い目標を応援し合える仲間と出会い、ネットワークを作ることができる貴重なイベントです!学生・社会人・男性・女性・年齢問わず、少しでも興味ある方は是非ご参加ください!

◆ゲストプロフィール
・ 加藤 愛子氏(Aiko Katoh)
幼少期を米国ワシントン D.C.、サンフランシスコ、ミシガンで過ごす。シカゴ大学経済学部を卒業後、米国投資銀行ゴールドマンサックスのロンドン、および東京オフィスに勤務。2011年にINSEAD(フランス・シンガポール)でM.B.A.を取得後、ビューティー・トレンド・ジャパン株式会社の代表取締役に就任し、化粧品のサブスクリプションサービス、GLOSSYBOX 日本法人を創業。初年度の黒字化に成功する。その後、ニューヨークを拠点にベンチャー企業の海外展開に関するコンサルティングを行う。2014 年 11 月より現職。

 

◆Houzz Japan株式会社

Houzzは住宅の設計やリモデルに関する米国生まれのプラットフォーム。住環境を改善するために必要なあらゆる情報を提供。2009年に米国にてサービスを開始し、業界を牽引する存在に成長。Houzzのコミュニティは世界の数百万の住宅所有者やホームデザインの愛好者、住宅の改装のプロフェッショナルと繋がる。設立5年で、公開されている写真は600万点以上。毎月3000万のユニークユーザーが交流するコミュニティーへと成長。モバイル・アプリは2014年に世界各地でベストアプリに選ばれている。Houzz Japanは、2015年4月にサービスを開始。Houzzを日本に普及させ、世界中のユーザーに日本の高い技術力や洗練されたデザイン力を発信する。

> Houzz Japanのウェブサイトはこちら

 

◆Alpha Academy代表入住の講義

・Lean In Japanを立ち上げたAlpha Academy代表入住@シリコンバレーのビデオレターを当日流しました

・本サイトでも公開しますので、是非ご覧ください

 

 

◆ミーティング・レポート

こんにちは、Lean in Japan 事務局 広報担当の芳野です。10月18日(日)、渋谷にあるHouzz Japanオフィスにて10月の定例会を行いましたので、その様子をご報告します!

毎月女性リーダーをゲストスピーカーとしてお呼びしている月例会。今回は、Houzz Japanの代表取締役の加藤愛子さんをお呼びして開催をしました。加藤さんは、幼少期を海外で過ごし、ゴールドマンサックスにてロンドンと東京でキャリアを積んだ後、MBA取得。その後、世界最大の住宅プラットフォームHouzzの日本法人の立ち上げをされたスーパーキャリアウーマンです。月例会は加藤さんのオフィスをお借りして行いました。とってもおしゃれなスペースでイベントも大盛り上がりでした!

ここでは、加藤さんの力強さと女性としてのしなやかさを感じるQ&Aを一部ご紹介します!

―― 様々なキャリアを経験する中で、キャリアチェンジのきっかけとなった具体的な出来事はなんでしたか?

という質問に対し、

「一番大きな変化は投資銀行からベンチャーへの移動だった。リーマンショックにより投資家が日本株から離れた際に、金融は自分一人ではどうしようもできないと感じた。今後は自分で事業を行うことで、自分でコントロールしたいと思い、ビジネススクールに入ろうと考えた。INSEADに入ることで、多くの人に触れあえると思って大きな決断をした」と語ってくださいました。

加藤さんは、ビジネススクール卒業後、化粧品業界のベンチャーであるビューティー・トレンド・ジャパン株式会社の代表取締役に就任し、GLOSSYBOX 日本法人を創業されました。その後、現在代表取締役を務めるHouzzの日本法人を立ち上げられたのですが、この両社ともサービスが日本にあっているという直感ですぐに決断をしたそうです。

加藤さんは直感で動くことが多いのでしょうか。そんな私たちの疑問に、加藤さんは「リスクヘッジはしないといけないが、直感で動くことはとても多い。自分で動いた後は、後悔しないことが重要。誰でも失敗することはあるが、失敗と考えずにそこから学んでいくことが大切」と前向きに語ってくださいました。

――国内外で働いた経験から、女性であることに対して日本と海外で意識の差を感じたことはありますか?また女性としてのディスアドバンテージを感じたことは?

という質問に対して、

「海外の人のほうが周りの目を気にしないと感じる。日本だと女性はこうあるべきというような先入観があり、そうしなければならないと感じている気がする。海外の女性のほうが、自立していて自分の道を歩んでいる人が多い」

「女性だからというディスアドバンテージは感じたことがないが、女性だからこそリスクを考えすぎてしまうところもある。例えば結婚、出産を考えた際も家庭に時間を割きたいと考えていた場合、先に産休や育休を考えて就職の際に悩んだこともあったが、先に考えすぎてしまっていたと感じる」

と語ってくださった加藤さん。

女性としてのメリットももちろんあり、「女性目線で物事を考えられるのは良いと感じている」とも語ってくださいました。加藤さんが働く建築業界は男性が多いため、男性が思いつかないようなことを、ユーザーの半分である女性の目線で物事を考えられることは大きなアドバンテージであるようです。

女性ならではの人生におけるイベントに対して、先に重く考えてしまうあまりリスクをとれなくなってしまうというのは、Lean Inの提唱者であるシェリル・サンドバーク氏が繰り返し問題提起している点です。加藤さんは、それを乗り越えて一歩を踏み出したからこそ、現在スーパーキャリアウーマンとして成功していらっしゃるのだと感じました。Lean Inをまさに体現されているお姿に、大きな憧れを抱いた参加者も多かったと思います。

イベント終了後も、1時間近くも会場に残って参加者と交流をしてくださった加藤さん。加藤さんの周りには常に人が絶えず、笑顔で皆さんとお話をされる姿が印象的でした。参加者の皆さんは加藤さんから大きなモチベーションを頂いたようで、「加藤さんの講演を聞いて、時には、感じるままに進んでみたいと思った」「加藤さんみたいに、自分のやりたいことを見つけていきたい」などとコメントを沢山頂きました。

今回は40名を越える方々にお越しいただきました。加藤愛子さん、そしてイベントに参加してくださった皆様、ありがとうございました!
 

Lean In Japan事務局